工学的ストーリー創作入門:六つのコア要素
六つのコア要素は、ルールではなく原則である。ストーリーを書く前に六つのコア要素の原則を知りストーリーを設計するべきだ。先に述べておくが、ストーリーを設計することは不自由になることではない。むしろ自由になるためには原則があるほうがよい。 ストーリーについて知るべきことは、非常にたくさんあり、かつ複雑だ。しかしそれらを六つのカテゴリーに大別すると、本質が見えやすくなる。それが、ストーリー創作の六つのコア要素だ。六つのコア要素とは「四つの基本要素」と「二つの「書く」技術」からなる。
コンセプト
ストーリーの土台となるアイデア。「もし~だとしたら」という問いで表すとはっきり分かる。
人物設定
人物は、読者に好かれる必要はないが感情移入できるように設定されなければならない。
テーマ
世の中の何を書き出すかを考えなければならない。
構成
物事を伝える順序、その順序の理由。構成には型がある。
シーン展開
ストーリーをつなげていく技術
文体
ストーリーを飾る技術
「コンセプト」「人物設定」「テーマ」「構成」は、どれから考え始めても構わない。何を一番に考え始めたとしても最終的に四つの要素がそろって機能すればよい。六つのコア要素を用いた書き方に定型はない。方法論より「何を知り、何を実行するか」が重要である。
工学的ストーリー創作入門 売れる物語を書くために必要な6つの要素
- 作者: ラリー・ブルックス,シカ・マッケンジー
- 出版社/メーカー: フィルムアート社
- 発売日: 2018/04/26
- メディア: 単行本
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